東北大学病院 腫瘍内科|東北大学大学院医学系研究科・医学部

入局案内

はじめに

現在、日本人の死因の第1位はがんであり、毎年30万人の方が命を落とさしています。「がんがあっても全ての人が安心し希望を持って生きられる社会を作る」という、私たちの教室が掲げる目標を達成するためには、がん診療の最前線で活躍する多くの医師を育成することが必要です。我々と共に、患者さんに最新・最良の医療を届け、がん医療の未来を一緒に築いて行きましょう。

当科の特徴

  • 診療
    主に消化器がん、頭頸部がんや希少がん(肉腫・原発不明がん、神経内分泌がん、GISTなど)に対し、最新のがん薬物療法を実践しています。
  • 研究
    がん治療における新規化合物・新規治療法および新規診断キットの開発などの基礎研究、また国内外の臨床研究・治験への参加などにより、世界のがん治療研究に貢献しています。
  • 教育
    博士号やがん薬物療法専門医の取得を目指す研修医や内科専攻医に対し充実した指導体制を提供し、世界のがん医療をリードする腫瘍内科医の育成に取り組んでいます。

研修プログラム

「初期研修」、「後期研修」の項をご参照ください。

当研究室における
がん薬物療法専門医認定実績

腫瘍内科医にとって、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医の取得が大きな目標の一つです。難易度の高い資格試験ですが、私たちの教室からは専門医認定開始初年度より多くの合格者を輩出しています。

◎日本臨床腫瘍学会
がん薬物療法専門医の取得状況

認定者数 認定者数 認定者数 認定者数
2006 4 2012 5 2018 1 2024 1
2007 4 2013 6 2019 2
2008 2 2014 0 2020 1
2009 3 2015 4 2021 1
2010 0 2016 2 2022 4
2011 1 2017 0 2023 2

入局者へのメッセージ

臨床腫瘍学、特にがん薬物療法学に興味を持っている将来性豊かな若い人材の入局を心から歓迎致します。私たちは、その若い医師達の成長を促し、がん医療・研究の最前線で新たな時代を切り拓く次世代の腫瘍内科医を育成しつつ、その教育を通じ共に成長していきたいと考えています。